ありがとうございます。
ステージ光代表、樋口智英子です。
お久しぶりです。
2022年は母が95歳になり、代わりに畑仕事をする様になり忙しい思いをしました。
それまで畑仕事は殆ど母に任せ、耕運機と簡単な作業しかしてこなかった為覚える事が多く毎日勉強の日々でした。
そんなこんなでブログを書くこともなかなか出来なかったのですが、久しぶりにびっくりした事があったので書いてみようと思います。
こんな内容のブログを書くなんて4か月前には思いもしませんでした。
私が何故糖質制限?
実は昨年、私はお友達にリブレセンサーを使って血糖値を測定した方が良いと勧められました。
どうして私がそんな事を勧められるのかとても不思議でした。
自分は糖尿とは無縁だと思っていたからです。
その理由は体形が瘦せ型であることと、甘いものをそれほど食べない事でした。
甘い食べ物は苦手な物が多いです。
ケーキは好きです。
が、アイスクリーム、あんこ、飴は食べられない事はないのですが苦手です。
ケーキは家族の誕生日に食べるくらいです。
そんな私が糖尿を考えたことは1度もありません。
ずっと自分は一番無縁であると思っていました。
昨年8月に受けた、国民健康保険加入者が行う市の健診でもかかりつけ医から糖尿の指摘を受ける事はありませんでした。
ヘモグロビンAICは5.6で、「食べ物のせいでたまたま昨年より高いのでしょう。」と言われました。
しかも20年以上ヨガをやっています。
毎日ジョギングもしています。
運動をして体を動かし、早寝早起きの健康的な生活をしています。
ですのでずっと安心していました。
何故そんなに言われるの?
ところが昨年お友達から、「リブレセンサーを使った方がいいよ。」と勧められました。
自分が使ってとても良いと言うのです。
リブレセンサーはスマートフォンを使って血糖値を測定する事ができる器具です。
アマゾンで購入する事が出来ます。
しかしリブレセンサーは値段が高く、自分は糖尿とは無縁だと思っていたので友人の言葉はスルーしていました。
でも数人の友人に何度も言われ、心が変わりました。
私は何人もの人に同じ事を言われた場合は、従ってみようという考えを持っています。
過去その考えは大体成功していました。
2022年12月初めて測定!!
初めてリブレセンサーを使って血糖値を測定したのは、2022年12月18日です。
朝食後に測定しました。
朝食は朝6時に取り、食事内容は軽くご飯一膳、炒め物、ナムルです。
朝食ですのでカロリーも低く、野菜中心の健康的な食事であると思っていました。
ところが食後直ぐ血糖値が急上昇し、値は200を超え血糖値スパイクを起こしていたのです。
※2022年12月18日、初めてリブレセンサーで血糖値を測定する。
70から140の緑の部分が正常範囲です。
びっくりしました。
「信じられない、どうして私が?」という気持ちで一杯でした。
そしてその血糖値スパイクは血管にダメージを与える等、体に良い影響を与えません。
血糖値スパイクの体へのダメージ
血糖値スパイクは体の血管にダメージを与えると言われています。
特に毛細血管です。
その為、腎臓、目、神経に合併症が起きやすいです。
又血管にダメージを与えるので酸素や栄養を細胞に運ぶことができなくなったり、免疫力が低下したりしまいます。
食事方法を変えてみる!!
まだまだ現実が信じられないと思いつつも、私はその日のお昼から早速食事方法を変えてみました。
私の良いところは実践が早いことです。
ベジファースト、サキべジを実践する!!
その日の昼食は、今流行りのベジファースト、サキベジを実践してみました。
ベジファースト、サキベジのベジはベジタブルで、まず最初に糖や油分の吸収を緩やかにし、食べすぎを防ぐ野菜から食べ健康になりましょうという意味の造語です。
ベジファースト、サキベジには食品を食べる順番があります。
このベジファースト、サキベジに関してはどこの団体が提唱しているのかよく分かりませんが、とてもよい事だと思います。
左手で食べる!!
しかも友人に、右利きの私は左手で食べるとよく噛んで食事がゆっくりになり、糖の上昇が抑えられると聞きました。
ですので早速実践してみました。
昼食に30分以上の時間をかけたと思います。
結果は確かに、血糖値は朝食のような鋭い山形にはならず台形になりましたがそれでも値は180を超えていました。
グラフの2つ目の山がお昼を食べた後のものです。
正常値は140~70の間です。
どうすれば140~70の間になるのだろうと色々考えました。
そこでGI値とGL値を活用する事にしました。
GI値とGL値を活用!!
DI値とはグリセミックインデックスの略です。
聞きなれない言葉ですね。
これは食品の血糖値の上げ方を示したものです。
GI値が高ければ血糖値が上がりやすく、低いと上がりにくくなります。
GI値55以下は、血糖値を上げにくいと言われています。
又GI値70以上は、血糖値を上げやすいと言われています。
GL値とは、グリセミックロードの略です。
GL値の方がより実用的で身近であるといえますね。
又GL値20以上は血糖値を上げやすいと言われています。
良かったです。
今も実践中です。
血糖値スパイクと体の変化!!
食後の眠気
よく血糖値スパイクを起こすと食後眠くなると言いますね。
私の場合食後眠くなることもありましたが、毎日ではないので良くわかりません。
手のこわばり
血糖値の高い方は、朝起きると手足がこわばると言います。
昨年、私は目を覚ますと手がこわばっていたことがありました。
そんな経験は初めてだったのでとてもびっくりしました。
直ぐに元に戻ったのですが、もしかするとそれは血糖値のせいだったのでしょうか?
たった1度の経験ですが、何か体の中で良くないことが起こっているのではないかと感じました。
体の重さ
私は夕方になるといつも体が重いなと感じていました。
体を余り動かさない日もです。
体力はある方なので、「おかしい、おかしい、おかしい。」とずっと思っていました。
ところが食事のコントロールを始めてから、段々気にならなくなりました。
関係はあるのでしょうか?
頻尿になる
昨年の夏、1時間に1回はトイレに行っていました。
それまでそんな経験はなかったので、「年のせいかな?それとも水を飲みすぎているのかな?」と考えていました。
そして今年の冬になると夜の睡眠中も1、2回トイレに起きる様になりました。
ところが食事を変えてから、どんなに夜寝る前に水を飲んでもトイレに起きる事はなくなりました。
嬉しいです。
腎臓の数値が下がる
実は3年前から、健康診断で腎臓の数値、eGFRcreat値が60から下がり始めていました。
腎臓は大切にしなければと日頃考えていたので、びっくりしてしまいました。
1年で数値が約3ポイントずつ下がっていたのです。
そこで昨年の12月にかかりつけ医から血液検査を受けるようにと指示されました。
ドキドキしました。
ところが、この頃食事制限を始めて間もなくだったのですが、数値は正常範囲内の60に戻っていました。
本当に嬉しかったです。
足の裏の違和感
私は、右足の裏に何か膜を張ったような、しびれているような、指先が冷たいような違和感を感じていました。
これは昨年の9月頃からです。
糖尿の「感覚、運動神経障害」を起こしていました。
今年の冬、睡眠中足がつって起きるという経験も3度しました。
足の裏の違和感はまだまだ改善しておりません。
食事内容の紹介
食事の糖質制限をするようになって、食事内容が全く変わりました。
今まで食べなかったものを食べる様になったり、食べていたものを制限するようになりました。
好きな物を好きなだけ食べていた人生の中で、初めての食事革命です。
ある日の朝食
白米 50g
納豆 半パック
サラダ
ナムル
鶏むね肉
糖質を制限し、たんぱく質やカルシウム、他の栄養素をしっかり摂取しようと思うとこのメニューになる事が多いです。
時々ストレスを感じますが、すい臓が健康になれば又色々食べられると思いながら続けています。
血糖値スパイクの原因
さて私が血糖値スパイクを起こした原因を考えてみました。
お米類が大好きです。
白米、おにぎり、せんべい、餅、団子
これだけあれば生きていけます。
でもこれらの食品はGI値、GL値共に高いですね。
白米 GI値75、GL値41
餅 82 41
団子 79 25
特にお餅は凄い~!!
外食に挑戦
こんな食事制限を2か月程続け、そろそろすい臓も丈夫になってきただろうと考えました。
そこで外食をしてみたのです。
2月12日、毎年恒例の善光寺燈明祭りで宿坊の精進料理に挑戦しました。
上の写真です。
精進料理はとてもヘルシーです。
おまけに1品1品運ばれ、食べ終わる迄1時間半ほどかかるのでゆっくり食べることができます。
大丈夫だろうと思っていました。
ところがところが…。
食べ始めて間もなく、あっという間に血糖値は200を超えました~。
デザートまではまだ遠いというのに。
懐石料理を食べ始めた6時にはもう血糖値が急上昇しています。
ということで私の糖質制限はまだまだ続けなければならない様です。
血糖値スパイク発見の問題点
私は昨年の健康診断でヘモグロビンA1Cが5.6で、かかりつけ医から糖尿を指摘される事はありませんでした。
がリブレセンサーを使い24時間血糖を測定した結果、完全に血糖値スパイクを起こしていました。
さてこの経験から分かったことは、血糖値スパイクは検診やドッグでは発見できにくいということです。
この血糖値スパイクを見逃してしまうと重度の糖尿病へと移行し、なかなか食事制限だけで改善する事が難しくなるのではないでしょうか?
私のヘモグラビンA1Cの値を0.1下げるためには、食事制限だけで1か月以上かかりました。
長かったです。
まとめ
血糖値スパイクを起こさない為には次の事が大切です。
2、よく噛んで、ゆっくり食べる。
3 、GI値・GL値の低い食品を選ぶ。
4、1回の食事量を減らし、回数を増やす。
5、おやつはGL値の低いナッツを活用する。
6、特に食事の最初にGL値の低い食品を取るのは有効。
今まで食べていたものが食べられなくなるのはとてもストレスです。
でも健康は大事ですね。
私は命つきるまで健康でいたいので食事制限をがんばります。
さて最後になりましたが、血糖値スパイクではなくダイエットの為に糖質制限をしている方も沢山いらっしゃると思います。
そんな方にもこの糖質制限の為の6つのヒントは有効ですので是非参考にしてみてください。
さてこの記事は栄養士でもある私の体験を書かせて頂いたものです。
個人の体験ですので、もし参考にされたいという方はお医者様にご相談される事をお勧めいたします。
この記事が少しでもお役に立てたなら嬉しいです。
ありがとうございます。